エネルギーの脱炭素化技術開発拠点「長崎カーボンニュートラルパーク」稼働開始

エネルギーの脱炭素化技術開発拠点「長崎カーボンニュートラルパーク」稼働開始

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TOKYO, Aug 07, 2023 – (JCN Newswire) – 三菱重工業株式会社(MHI)は、三菱重工グループのエネルギーの脱炭素化技術の開発に特化した拠点である長崎カーボンニュートラルパークの運営を開始しました。 長崎市に位置する新拠点は、今後数年間で段階的に拡張される予定です。

長崎カーボンニュートラルパーク

長崎カーボンニュートラルパークは、現在、水素やバイオマス燃料の製造、アンモニアの燃焼、CO2回収を専門とする長崎地区総合研究センターの既存研究施設において、主に燃料製造、燃焼、CO2回収技術の開発を行う。 長崎造船所の長崎工場と香焼工場で培った熱エネルギーシステムの設計・製造能力を活用し、長崎カーボンニュートラルパークでは製品化・事業化に向けた研究開発を加速していきます。

水素製造の分野では、固体酸化物電解セル(SOEC)によって動作する高度な水電解装置や、メタンを水素と固体炭素に熱分解して生成するターコイズ水素などの次世代技術に焦点を当てて開発が行われます。 長崎カーボンニュートラルパークで開発した主要技術は、今後、兵庫県の高砂水素パーク(1)での水素製造実証や、水素ガスタービンと組み合わせた発電実証を実施します。

バイオマス燃料生産分野では、バイオマスガス化統合フィッシャー・トロプシュ合成により生産される持続可能な航空燃料(SAF)を含む合成燃料生産設備の商業化を目指して開発が進められます(2)。 アンモニア燃焼については、長崎管内にある大型燃焼試験炉の実物大バーナーを用いて試験を行い、長崎市内の発電所でアンモニア50%以上との混焼実証試験を行う予定です。 2024 年度またはその直後。

三菱重工グループは現在、2040年までのカーボンニュートラルを目指す「ミッションネットゼロ」宣言に基づき、企業成長のエンジンとしてエネルギートランジションを推進しています。その取り組みは、既存インフラの脱炭素化、水素ソリューションエコシステムの実現、 CO2ソリューションエコシステムの実現。 当社は今後、長崎カーボンニュートラルパークでの研究開発を通じて、カーボンニュートラルの実現に向けた脱炭素技術の実用化を目指します。

(1) 詳細情報:www.mhi.com/news/22022202.html
(2)ガス化とFT(フィッシャー・トロプシュ)合成技術:木質セルロースなどの固体材料をガス化装置内で水蒸気と少量の酸素と反応させて一酸化炭素と水素(ガス化)を生成し、それらを生成する技術。 FT反応器で触媒を使用して液体炭化水素(燃料)に合成されます(フィッシャー・トロプシュ法)。

三菱重工業について

三菱重工業(MHI)グループは、エネルギー、スマートインフラストラクチャ、産業機械、航空宇宙、防衛にまたがる世界有数の産業グループのXNUMXつです。 MHIグループは、最先端の技術と豊富な経験を組み合わせ、カーボンニュートラルな世界の実現、生活の質の向上、より安全な世界の確保に役立つ革新的で統合されたソリューションを提供します。 詳細については、www.mhi.comにアクセスするか、spectrum.mhi.comの洞察とストーリーをフォローしてください。

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